B1+rmsとは
B1+rmsはMRI装置によって撮像中に発生したRF磁場のMRIに寄与する成分の時間平均値であり、マイクロテスラ(µT)で表されます。
患者さんがMRIの磁場内部に入ると、体内のプロトンがB0磁場(静磁場)の向きに整列します。MRI装置によって発生するRF磁場はB1磁場と呼ばれ、プロトンを回転させます。
B1磁場の成分の一つは正回転(「+」)成分と呼ばれるもの(B1+磁場)で、B0磁場により整列したプロトンを「フリップ」させるために使用され、画像を生成することが可能です。撮像シーケンス中の全RFパルスについてのB1+磁場の時間平均強度は、その撮像シーケンスにおけるB1+の二乗平均平方根(rms)値となります。そのため、B1+rmsと表記されます。