SureScan神経刺激装置は、次の特徴により、MRI撮像による潜在リスクを軽減しています。
特徴1: フィルターフィードスルー技術
RFエネルギーにより発生した誘導電流を神経刺激装置の表面にバイパスさせ、神経刺激装置内の電子回路に流入するのをせき止めます。これにより、装置の破損を防ぐことができます1。
フィルターなし (従来型) |
フィルターあり (SureScan神経刺激装置) |
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リードから流入した誘導電流が電子回路にそのまま流れ込みます。 | フィルターフィードスルー技術により、誘導電流の電子回路内への流入をせき止めます。 |
特徴2: 磁性体使用量の最小限化
SureScan神経刺激装置は、使用する磁性体の量を最小限に抑えることで、静磁場による影響を可能な限り排除しています1。
特徴3: MRIモード
SureScan神経刺激装置はプログラミングソフトウェア(MRI-モード)を搭載し、MRI適合性における不確実性を低減することができます。患者用プログラマ(TH90P02型)を用いてMRIモードを起動すると、神経刺激装置にプログラムされた情報に基づき、MRIの適合性を示すシンボルを表示します。また、MRIモードを起動することで神経刺激装置の出力はオフになり、MRI撮像の準備が整います。
条件付き全身MRI適合 | 頭部のみ条件付きMRI適合 | MRI適合性が確認できません |
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特定の条件下において、患者さまは全身のMRI撮像に適合しています。 | 特定の条件下において、患者さまは送受信型頭用RFコイルを用いた頭部に対するMRI撮像に適合しています。 | 担当医師またはメドトロニックまで連絡を取ってください。 |
販売名(医療機器製造販売承認番号)
InterStim IIシステム(22500BZX00419000), InterStim Microシステム(30300BZX00217000), TH90プログラマ(SNM用)(30200BZX00181000)