日本初、条件付きMRI対応脳深部刺激システムの登場

脳深部刺激療法(Deep Brain Stimulation: DBS)は、脳深部に電極を挿入し、電気刺激を行うことにより、薬剤で効果が得られない振戦(本態性振戦等)、パーキンソン病に伴う運動障害またはジストニアの症状を軽減することができる治療法です。

従来、脳深部刺激システム(以下、DBSシステム)を体内に植込んでいる患者さんは、全身MRI検査を受けることができませんでした。MRI検査とは人体の水分を含む組織を画像化する検査で、さまざまな疾患の早期発見や診断・治療に利用されています。特に整形外科や脳神経外科などの領域においては、重要なツールとして使用されています1

メドトロニックは、条件付き全身MRI対応DBSシステムの承認を取得し、DBSシステムの植込みを行った患者さんも特定の条件下で全身MRI検査を受けることができるようになりました。
日本では、2012年7月以降に植え込まれたDBSシステムは、条件付き全身MRI撮像に適合している可能性があります。

SureScanテクノロジーを搭載した 日本初の全身MRI検査が可能な神経刺激装置
厳密な安全性テストの結果
全身MRI検査が可能となった脳深部神経刺激装置

脳深部刺激療法の詳しい説明は、こちら(日本メドトロニックウェブサイトへ)

「MRIとは」へ

 


出 典

  1. 画像診断ガイドライン2003 (放射線科専門医会・医会、日本医学放射線学会)

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