トレーニング(放射線科医療従事者向け)

第2章 MRI検査に対する主な想定リスク

MRI検査に対する主な想定リスク

  • 下線部をクリックし、MRIによる影響の説明をご確認ください。
    ※説明を全てご覧いただくと、次頁に進むことができます。

神経刺激システム植込み例では、MRIによる深刻なリスクが想定されるため、従来システムでは、全身MRI検査は禁忌となっています。

MRIによる影響 静磁場 傾斜磁場 RF 予見事象より起こりうる危害 深刻度
1 電極周辺組織の発熱     恒久的な脊髄損傷
2 変位力とトルク     刺激装置やリードの移動による交換手術
3 電磁干渉   機器の不具合による意図しない刺激や交換手術
4 刺激装置の発熱   刺激装置周辺組織の一時的な熱損傷
5 刺激装置の振動   刺激装置周辺組織の一時的な損傷
6 意図しない刺激   電気ショック/ぎょっとするような感覚
【深刻度】
大:終身障害又は命にかかわる負傷
中:専門的医療の介入を必要とする負傷又は障害
小:一時的な負傷、専門的医療の介入を必要としない負傷

次は、第3章 条件付きMRI対応神経刺激システムの製品特性 に移動します。